よく仕事の現場でこういうことありませんか?
・おい、この前の案件どうなった?
・なんだ、早く相談してくれれば良かったのに
・そうだ、先方に連絡いれた?
日々の仕事でこのようなことを言われることが多く、うんざりしている方たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。かくいう私も同じようなことを言われていました。
実は、この社会人の基礎ともいえる「ホウレンソウ」ですが、実は本当の意味があったのです。
「ホウレンソウ」=「報告・連絡・相談ができる良い職場」
社会人の基礎とも言える報告・連絡・相談(ホウレンソウ)ですが、一見、新入社員や部下などが行うべき必須のスキルと思われがちです。そのため、先輩や上司の多くは、「ホウレンソウ」ちゃんとしろよとか、 ホウレンソウを取れなかったことに対して指摘するのではないでしょうか。たしかに、ホウレンソウをリアルタイムで行うことは重要ですが、本当の意味が隠されていたのです。
それが、「ホウレンソウ」とは「報告・連絡・相談ができる良い職場」にしようという意味です。山種証券会社の社長である山崎氏が風通しの良い会社を作ろうという思いでこの言葉を作りました。つまり、報告・連絡・相談をする側の話ではなく、報告・連絡・相談を受ける側に対しての提言だったのです。
確かに、ホウレンソウをする側のとき、ホウレンソウする相手の顔色を伺っていたり、怖いような人にはできれば関わりたくないと思うのではないでしょうか。わたしも、ホウレンソウを受ける側になった時にそれを感じました。
指摘をすることが重なった時に、その指摘をした子からのホウレンソウが減ったのです。おそらく、なにかを言われるのではないかと思わせてしまったのだと思います。
一方で、陽気な雰囲気でずっといるようにしたところ、その子からのホウレンソウが増えました。「今じゃないかもしれないんですけど・・・」「先日の件、おわりました」など、自発的なホウレンソウが増えたのです。
しかも、ホウレンソウだけでなく、「あれ、やっておきました」「これってこうした方がいいですよね」など、他の業務にも自発的になったのです。
逆にいうと、ホウレンソウがないチームは、ホウレンソウを受ける側のスタンスを改めたほうが良いです。話しやすい雰囲気作れているのかなであったり、相談しやすい環境かななどです。
ホウレンソウの本当の意味を知り、職場のホウレンソウのレベルをぜひ上げてみてくださいね。