【保存版】動画編集初心者が、月10万稼ぐための戦略マップ

 

副業ブームで、最近人気なのが動画編集。しかし、動画編集で稼ぐためには、稼ぎ方やどの程度のスキルをもっていたら良いのかなどわからないことばかりだと思います。無料の動画編集ソフトであるiMovieを使いはじめてから、徐々に仕事が増え、月15万円ほど稼げるようになった方法についてお伝えします。

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動画編集で稼ぐのは簡単?

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結論から先にいいます。動画編集で稼ぐのは、 簡単ではありません。ただし、うまいことやれば、月10万円前後は稼ぐことができます。ちまたでは、「動画編集で100万円稼ぎました!」とか「副業として、安定的に50万円ほど映像編集で稼いでいます」という話をきくことがありますが、そこまでできるのはごく一部の人たちです。そういう話をみたり、聞いたりした初心者動画編集者たちが、「俺も稼ぐぞ!」と動画編集を始めることが多いのですが、おそらく月10万円稼ぐのはもちろん、月2万円、いや1円も稼ぐことができていないのが現状だと思います。

 

では、なぜ月2万円はおろか、1円も稼ぐことができていないのでしょうか。また、なぜ動画編集長者のような人がほとんどいないのでしょうか。それは動画編集という仕事の性質に答えがあります。

 

動画編集初心者が稼げない3つの理由

動画編集の案件は、あるようで実はない

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動画編集の案件は、実はあるようでありません。2018年頃から動画ブームがきており、これからの時代は動画ありきだ、動画マーケティングだという風に言われ始めました。また、YoutubeTikTok等の動画メディアなどの人気も動画編集ブームに火をつけました。その結果、副業案件を数多く抱えているクラウドワークスやランサーズなどにも、企業のWEB動画広告案件や、Youtube動画の編集案件などが数多く出回るようになりました。確かに、ブーム初期には、編集案件のほうが多かったのですが、実は、今は編集案件>動画編集者という構図に変わってしまっております。

 

それは一体なぜなのでしょうか。それは、この記事を読んでいるあなたが答えです。あなたと同じように動画編集が稼げると考える人が増えたため、編集者が非常に多く増えてしまいました。また、編集ソフトもどんどん簡単に直感的に操作ができる仕組みになっているため、初心者でもとっつきやすく、チュートリアル等もたくさん上がっているので勉強しやすい環境が整ってきております。今となっては、映像編集ができるのはPCだけでなく、iPhoneAndroidスマホタブレットでもできるようになってきています。そのため、映像編集の垣根がぐっと下がり、映像編集をしたいという人が増え、編集ができる人が激増してしまったのです。そのため、編集者>案件の構図が出来上がり、動画編集案件が少なくなってしまうという状況になってしまったのです。

 

案件が決まる人決まらない人の差が激しい

 

しかも、動画編集案件一つに対して、複数の編集者からオファーが来ることから、編集者側も選ばれるという立場になってしまいました。そうするとどうなるのか。それは、動画案件の依頼主側が、編集者のスキルや実績などを見るようになり、安心して任せられる人を選択するようになったということです。ということは、動画編集を始めたばかりのあなたのことを依頼主側は選ぶのでしょうか。答えは、「選ばない」です。

 

依頼主側は、過去の動画編集の実績をみたり、その人がどんな人なのかを細かくチェックするようになりました。編集のトーンが違ったり、カット編集のリズムのとり方に違和感を覚えたり、案件のやりとりをする連絡の仕方によって、その人を判断するようになります。有名な案件を手掛けていたりする場合は、別ですが、多くの初心者編集者さんは正直中々選ばれないと思います。

 

結果、クラウドワークスやランサーズ等の案件で、仕事が決まる人は決まる、決まらない人は決まらないという状況になってしまったのです。

 

映像編集でたくさん稼げるのは幻

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仕事が決まったとしても、たくさん稼げるのかというと、それは全く別の話です。Twitterなどで「月100万稼げました!」「月30万円はいけます!」等の投稿を見ることもありますが、幻だと思ったほうが良いです。たしかに、映像編集の世界は夢があり、案件の内容によっては、ワンショット100万円とか、1案件あたり50万円など単価が高いものは存在します。テレビCMの案件などだと、ワンショット1000万円とかそういう規模のものも存在します。もし、そういう案件が決まれば非常に嬉しいのですが、実際はそう甘くはないです。高額案件はバイネームで指名されることが多く、また、技術的にも非常に難しいこと(アニメーションや3D、VFXなどの合成など)がほとんどです。初心者のあなたがいきなりその領域を目指すせるかといっても、その業界の猛者たちに飲まれてしまうのが常でしょう。そういう意味で、中々稼ぐことはできません。

 

だったら、単価を落としたYoutubeのテロップ動画等、ワンショット数千円〜2,3万円の案件を受ければいいかというと、それもまた大きく稼ぐことはできません。一体それはなぜなのでしょうか。

それは、動画編集はある種の時間切り売りだからです。いわゆるバイトの時給とそれほど変わりません。例えば、30分のテロップ入れの動画編集案件があったとします。動画初心者のあなたは、その編集を行うのに、どれくらいの時間がかかるとおもいますか?映像の確認をして、余分なところをカット編集して、音声を聞きながらテロップ用の文字起こしを行って、そのテロップのデザインを考えて、映像の中の人が喋っているタイミングで表示させる。さらに、テロップアニメーションなどを設定したり、動画の書き出しを行って、納品する。おそらく、30分の動画を制作するのにも、20〜30時間くらい始めたばかりの方はかかると思います。月2万円の案件に20時間かけると時給は1時間あたり1000円。つまり、稼ぎたいと思って始めた動画編集の案件なのに、地元のコンビニで働いた方が稼げてしまうという状況が生まれてしまうのです。

 

だから、動画編集初心者の方は稼ぐことができないのです。

一方で、初心者ながら動画編集で安定的に稼げるようになった人は何人もいます。一体、この違いはどこから来るのでしょうか。

 

月10万円稼げるようになるための動画編集初心者向け戦略

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動画編集で稼げる人と稼げない人の違いは、戦略の違いです。稼げない人は下記のような特徴があります。

 

<動画編集で稼げない人の特徴>

・動画編集でかんたんに稼げると思っている

クラウドワークスやランサーズ等の案件をはじめから受けようとしている

・無料の編集ソフトでは、稼げないと思っている

・はじめからお金をもらうことを前提にしている

・編集案件のレベルによって、受ける受けないを決めている

 

一方で、動画編集で安定的に稼げている人には下記のような特徴があります。

 

<動画編集で稼げる人の特徴>

・動画編集で稼ぐことは難しいと思っている

・半径3メートル以内の人の案件からスタートしている

・無料編集でも工夫を凝らす努力をしている

・はじめは実績作りだと思っている

・案件の依頼がきたら基本受けるスタンス

 

あなたはどちらでしょうか。もし、稼げない人の特徴に当てはまっていたら要注意です。まずは、気持ちの部分を稼げる人の特徴にセットしてください。気持ちの部分での準備が整ったら、下記の通り戦略を実行してみてください。

 

無料の動画編集ソフトで良いので、誰かのための動画を作成する

 

まず、戦略としてとってほしいのは、無料の動画編集ソフトでも構わないので、誰かのための動画を作成してみてください。友達の誕生日プレゼントに動画を作成して渡したり、旅行の思い出を映像編集して共有したりすることです。なぜこの戦略が大切なのかというと、あなたがこれから映像編集 で稼ぐ=仕事にする上で大切な考え方が詰まっているからです。それは、映像編集を通して、その先にいる人を喜ばせることを意識することができるからです。

 

映像編集を案件として受けると、納期と思うように進まない進捗に苛立ちを感じる人も中にはいます。しかし、一度でもいいので、誰かのための動画を作り、それで喜んでもらえた経験がある人は、案件を受けている時に非常に強いです。例え、動画編集が苦しくなったとしても、編集を続けることができますし、何より、完成した動画をみている人のことを想像しながら編集をすることができるので、受け手ファーストな編集をすることができるようになるからです。

 

まずは、半径3メートルにいる人たちを喜ばせるような動画を作ってみましょう。

 

動画をやっていることを発信していく

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ある程度最初の戦略をとったら、完成した動画や練習で作った動画などを発信していきましょう。ここが非常に重要です。そうすることで、あの人は動画を作っている人だ、あの人は動画を作ることができる人だという認知がされていきます。認知をされるとどうなるかというと、「動画編集お願いできない?」と相談を受けることが出てきます。

 

特にオススメなのが、Facebookです。Facebookは、友人知人とのつながりを保つのに非常に便利です。インスタグラムやTwitterも良いのですが、どちらかというとある程度スキルのある人が、友人知人以外にアプローチしていく際に有用です。しかし、動画初心者のあなたは、まずはFacebookで動画編集をしていることを伝えていきましょう。

 

友人知人のtoC案件ではなく、toB案件を受けるようにする

意外と盲点なのが、この結婚式動画などの個人案件ではなく、企業案件などを受けるということです。個人案件は、たしかに依頼として受けやすいのですが、人を魅せるための動画がほとんどです。例えば、結婚式の大切な場面で、動画を始めたばかりのあなたが編集した動画が会場に流れるとします。大きな画面に流される動画に対してあなたは自信を持つことはできますでしょうか。おそらく動画を始めたばかりの場合、一生に一度の大切な場面で、自分が作った動画を流れることに非常に不安になるのではないでしょうか。もし、結婚式後に「動画よかったよ」と一言ももらえなかった場合、正直とてもへコむと思います。もしくは、友人関係に亀裂が入るなんてことも・・・

 

そうならないように、個人案件、特に結婚式関連のムービーは慣れない間は、受けるのは控えたほうが良いです。

 

一方、そんな中でオススメなのが、toB案件(企業案件)で、それも社外にアピールするものではない動画の受注を受けるのがおすすめです。例えば、研修動画や社内イントラネット用の動画、インタビュー動画などです。わたしが最初にうけた企業案件は、とあるストレッチフランチャイズの社内向け接客マニュアルでした。大学生の時に受けたのですが、撮影+編集でワンショット10万円。社内向けのマニュアル動画なので、特別な効果や洗練されたデザインは必要なく、最低限のカット編集と理解促進のためのテロップ表示などの編集ですみました。また、他の企業様では、アカウント開設動画や、モデル売り込み用のデモムービーなどの案件をいただき、制作し納品してきました。

 

企業案件(社内向け)の動画は、特殊な技術が必要なくても作れることがほとんどで、しかもわかりやすい実績となります。企業案件を受けたことのある人と企業案件を受けたことのない人で友達の動画を作成しかしていない人だったら、間違いなく前者のほうが案件が入りやすくなります。

 

また、企業同士がつながっていることも多く、口コミでどんどん案件が増えていきます。例えば、知らない動画制作会社に依頼すると30万円くらいかかるところ、紹介で10万円で済むのであれば絶対に信頼のできる方&安い方を取りますよね。

 

そういう意味で企業案件を取りに行くようにしましょう。

 

案件紹介サイトでの受注は最後に

 

上記の戦略をとっていると、いつのまにか実績もスキルも徐々にあげることが可能となります。そして、実績ができてから案件紹介サイトに登録し、案件の依頼を受けるようにしましょう。なんの実績もない場合、時給換算で500円にもならないテロップ編集くらいしか案件がありませんが、ワンショット10万・20万円もする案件をとることも可能です。ここまで来ると、月で10万円程度は安定的に受注できる状態になると言えます。

 

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まとめ

この先は、あなたのスキルと知名度によって単価が変わっていきます。まずは、あなたの実績を作るということを意識して映像編集をしてみてはいかがでしょうか。いきなり稼ごうと思うのではなく、謙虚にコツコツやることが重要です。ただし、その努力の矛先を競合の少ないブルーオーシャンに対して使い、最短距離で安定した稼ぎを得てみてください。

スキルや実績がないならば、戦略で勝っていきましょう。